スタッフ 2021.06.12.

働き方改革からくる、個人のビジョンと目標設定の必要性

個人のビジョンや目標設定からワークスタイルに幅を広げる時代

インターネットやテクノロジーの進歩により、従来の雇用契約にとらわれない働き方が可能となりました。
そうした中で、個人のビジョンや目標設定から来るワークスタイルに幅を広げてきています。

街中のカフェをオフィスにし、パソコン一台で仕事をする自由な働き方をしている人を見かけたこともあるのではないでしょうか。
時間や場所にとらわれない働き方をすることで、自由な発想やライフスタイルの充実が実現しやすくなります。

終身雇用から複業時代へ

また、終身雇用制度・年功序列が過去になりつつある現在。
2つの会社から収入を得る副業を容認する企業も増えています。
2016年4月よりロート製薬が副業を容認しており、日産・富士通・花王などは従来から副業を容認しています。
理由は大きく分けて2つあります。

1.「企業が優秀な人材を確保するため」

 優秀な人材であれば会社を通さない依頼もあり得るため、企業が副業をNGとすると人材流出する可能性があるからです。

2.「グローバル化の進展で国際的な競争に晒された企業が、経営合理化のために人件費をカットせざるを得ない」

 一つの企業に勤めるだけでは生活に必要なお金を稼げないという事です。

テクノロジーの進化により中間管理職の役割が減る!?

インターネットとテクノロジーの進化は企業の階層をフラットにし、中間管理職の役割が減るケースがあると言われています。
仕事の効率化は喜ばしいことですが、中間管理職の役割が減ることはそのまま中間管理職の年代である「40~50代」の収入減に繋がる場合があります。

国税庁「民間給与実態統計調査」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」に基づいたデータによると、企業の収入は40代から50代にピークを迎えます。
この時期はちょうど子供の成長期と重なるので収入源は厳しいケースもあります。
参考URL:年収ラボ

副業が容認される時代へ

このような背景を受けて日本政府は「働き方改革」において、「兼業・副業」や「雇用契約にとらわれない働き方」など、柔軟な働き方の促進を目指しています。

その中の「兼業・副業の促進」について日本経済新聞が2016年12月26日、
政府が年度内にも厚生労働省のモデル就業規則の副業に関する規定を「原則禁止」から「原則容認」に転換すると報じています。
参考URL:日経オンライン 2016年12月26日

さらに2017年度以降には、社会保険料の在り方などを示したガイドライン作成や人事育成の在り方改革などを行う方針が決まっています。
政府も副業は「人手不足の解消」や「創業・起業の創出」に有効だとして、副業を後押しする方針です。

副業・個人事業主として個人の能力を向上させていく時代

個人事業主や従業員を雇わない「マイクロ法人」を設立し、企業と対等の立場で仕事をする人も増えています。
個人事業主の立場であれば、サラリーマン大家などと同様、企業のいう副業に値せず、また税制上もサラリーマンの立場のみより有利な場合があります。

副業や個人事業などを営む理由で、最も多いのはやはり「収入を増やしたい」という目的です。
他にも「企業に依存しないパラレルキャリアを形成できる」
「人脈やスキル、ノウハウが広がる」
「適職を追求できる選択肢の拡大」
といったメリットから副業や個人事業を営む人もいます。
企業側にとっても、企業外での経験を積み従業員の個人能力が向上するなどの利点があります。

まとめ

多種多様な働き方が選べる時代に来ています。だからこそ自分のビジョン、目標設定が大切になってきます。
沢山の経験を積めること
新しい出会いがあること
自力をつけていくこと
自由なライフスタイルが送れること
様々な可能性が開いています。

自分の人生の目的とビジョンから自分の働き方を選びましょう。
スタッフ 2021.06.7.

働き方の変化から見えてくるチームビルディングの重要性

日本の働き方の変化

戦後の日本における働き方は終身雇用制度として、個人が新卒で入社してから一社で勤め上げ、キャリア形成をしていく働き方でした。
それが転職市場は年々拡大を見せ、自分が望む職場環境を求めやすくなりましたが、今では複業という一人が複数社に所属して同時並行的に仕事を進めるような働き方が浸透しつつあります。複業では転職と違い、いわゆるマンパワーとしての充足を目的としたものではなく、専門性が高い人たちが新プロジェクトを進めていくことで、新しいビジネスモデルの創造やキャリア形成を目的としています。

複業を一例としてあげましたが、働き方が多様化していくことで、ビジネスパーソンとして求められる力は業務に関する専門性に加え、様々なチームで仕事を進めていく力「チームビルディング」が必要になります。

今回は、新しい働き方に求められる能力「チームビルディング」についてご紹介します。

チームビルディングとは

チームで仕事をすると良く聞きますが、そもそもチームとは「同じ目的を達成する集団」です。そしてチームビルディングという言葉の意味は「チームをつくる(構築する)」ということです。

今の一般的な会社に就職して労働する働き方では、会社という組織に自分が入り、既に走り始めているプロジェクトや達成目標にアサイン「される」という受動的な仕事の進め方になります。

しかし、複業のようなこれからの働き方では受動的な仕事の進め方ではなく、各々がリーダーシップを発揮し、目標達成のために主体的に仕事を進めていく能動的な仕事の進め方になります。

その際に能動的にチーム内で自分の価値やパフォーマンスを最大限にしていくためには、業務遂行能力だけでなく、チームとして仕事を進めていく能力が必要になってきます。

チームをつくっていくための3STEP

チームをつくるうえでは、共通目的を持った個人が集まり、達成するための集団として機能していく必要がありますが、主体性をもったメンバーが集まったときに意見の相違や仕事の進め方の違いなど必ず発生します。もしかしたら、前提の共通目的ですら、認識にずれがあるかもしれません。

そのため、徐々にチームを機能させていくという過程を3ステップにまとめると以下のようになります。

STEP1

チームメンバーを集める。チームの目標設定を定める時期。

STEP2

チームメンバーの個性や意見の違いから混乱が生まれ、相互理解を深めることで目標達成に対して共通認識を持つ時期。

STEP3

相互理解からチームが機能するようになり、結束力が生まれ相互にサポートしあったりすることでチームワークが形成される時期。

まとめ

チームで仕事をすることで相乗効果を生み出すことの価値は、大きな成果を創るうえでは必要です。そのうえでチームを機能させるためには、必ずチームを形成するタイミングを乗り越えるフェーズがあります。
会社という枠組みを超えた働き方が浸透していく世の中では、各々がチームビルディングをしていく力を身に着けることが、ビジネスパーソンに求められる能力になっていくと確信しています。
スタッフ 2021.06.3.

コミットメントの意味と得られる人生の豊かさ

結果にコミットする


「結果にコミットする」

大手トレーニングジムのCMで使われるフレーズです。
このキャッチフレーズを、どこかで一度は目にした方は多いのではないでしょうか。

弊社の研修でもコミットメントの重要性を「事業内容に関わらず大事なこと」だとよく話します。
今回はコミットメントについてお話します。

一般的なコミットメントの意味

コミットとはコミットメントの省略形です。
日常でも耳をするようになったコミットメントという言葉は、そもそもどういう意味なのでしょうか。

一般的には、「公約」「誓約」「約束」「関与」と訳されます。
コミットメントという言葉は日本語にはない概念なので、使われる文脈やこの言葉を発している人が、どういった意味で使っているかで訳し方は変わってきます。
たとえば、政治家が「我々のコミットメントは、インフラの整備を進めることだ」、ここでの意味は「公約」です。
ビジネスマンが、「250機の発注コミットを獲得している」、ここでの意味は「確約」です。
研修において「この研修はトップのコミットメントが非常に大きい」、ここでの意味は「トップが研修生と深く関わる」という意味です。

このように様々な意味が含まれているコミットメントですが、仕事や商売におけるコミットメントとはどのようなものでしょうか。

仕事や商売におけるコミットメントとは

仕事においては、「私は〇〇という期限で、△△を達成します」のように「責任を持った宣言」で使われることが多いです。

ここでは「責任」の意味も大事になります。
日本語で「責任」というのは「義務」や「失敗や損失した時に責めを追う」というネガティブなニュアンスに捉えられがちです。

しかし「責任(resposibility)」の本来の意味は、Response(反応)とAbility(能力)が合体した概念であり、「自分の反応を選択する能力」、つまり「対応能力」や「自律性」に繋がります。

つまり「コミットメント」を「責任を持った宣言」として使うときの本来の意味は、「どのような事態にも自律性を持って反応し、決めた目標を達成していくこと」です。
事業内容に関わらず、会社を経営していくうえでコミットメントは重要な考え方です。

自分のビジョン、願望、目的からコミットメントする

コミットメントは自分のビジョン、願望、目的から導き出すものです。
ビジョン、願望、目的から機能する目標が明確で、その目標をあらゆる方法で何が何でも達成することで、創意工夫や自分を変えていくという具体的な成長が生まれるでしょう。

コミットメント達成は自らの意思決定から、できる選択の幅を広げ、人生の豊かさに繋がります。
自分の欲しい結果にコミットして人生を豊かにしましょう。
スタッフ 2021.05.31.

マネジメント層必見 真のリーダーシップを発揮する4つの方法

優れた研修トレーナーである、コヴィー博士(『7つの習慣』の著者)はこのように述べています。
「ほとんどの組織はマネジメントのやり過ぎ、リーダーシップのなさ過ぎである」
現在は様々な企業、サービスが多様化しているため「何が正解なのか?」「将来はどうなる?」と迷う方も少なくありません。

そのような状況の中で、チームを率いるリーダーはどうあるべきでしょうか?
『7つの習慣』の中では、ジャングルという環境で説明されています。

1.方向性を示す

過酷な社会状況・経済状況の中で決断し、成果を作ってゆくことは、未開のジャングルにいるとも言えるでしょう。
うっそうと樹木が茂っているジャングルの中、あなたのチームは道に迷ってしまいました。
リーダーであるあなたは最初に何をすべきでしょうか?
それは、冷静に周囲を見渡し、一番高い木のてっぺんまで登り、周囲360度を見渡して進むべき方向を特定することです。
これはどのような組織でも同様です。
自分たちはどこへ向かっていくのか、組織目的やビジョンを掲げるのがリーダーの最初の役割といえます。
リーダーシップの始まりです。

2.組織を整える

進む方向が決まっていても、ジャングルでは樹木が生い茂り、思うように前進できません。
そのためリーダーは道を整備しなければなりません。下草を刈取り、道を切り拓き、コミュニティを形成し、チームメンバーが歩きやすいように道を舗装するのです。
これが2番目の役割です。
掲げた組織目的の達成に向けて、優先順位を明確にし的確な人員配置や意思決定プロセスの整理など、組織構造やシステムを整えます。

3.エンロールする

エンロールとは、「自己決断を促す」状態を作ることを指します。
「人が何かの魅力や価値を感じ、自分で決めて、自分から物事に主体的、積極的に取り組む状態」の意味です。
「さあ、みんなでこのジャングルを進んでいこう!」と声高に叫んでも、メンバーが主体的に歩き始めなければ目的地には達しません。
そのためにはリーダーには、管理やマネジメントではなくエンロールが必要なのです。

4.模範となる

準備が整いました。リーダーは「よし、あとは目的地に向かって進むだけだ!」と目標とスローガンを掲げ、メンバーを鼓舞します。
リーダーの最後の役割は自ら模範を示すことです。
師匠(メンター)と弟子の関係とも例えられますが、同じプレイヤーであることが何より大事です。
組織において継続的に結果を出し続け、目標達成するために、リーダーはメンバーから信頼されることが不可欠です。

まとめ

リーダーシップとは、「マネジメント側の役職についていれば、自然と身につく能力」でもなく、「一部の限られた人が持つ能力」でもありません。
事業やプロジェクトを推進していく上での日々の業務を通じ、意識しトレーニングを重ねて磨かれていくものなのです。 これらの内容を意識しながら、実践を通して身につけていくと良いと思います。
スタッフ 2021.05.27.

事業内容は関係ない 経営における師匠の存在

どのような事業内容でも通用する経営者。有名経営者に共通する師匠の存在

京セラの創業者である稲盛和夫氏には、パナソニックの松下幸之助氏。
ユニクロの創業者である柳井正氏には、マクドナルドの藤田田氏。
最近では、「俺のイタリアン」の創業者である坂本孝氏には、その稲盛和夫氏。
めいめいの成功者が、ご自身の著作にて経営における師匠の存在と師匠の大切さを述べています。
その一方で全て独学で、大きな業績を上げている方もいます。

稲盛氏に見ても、柳井氏に見ても師匠とは事業内容は全く異なります。
つまり経営の師から学んだことは、どのような事業内容でも通じる経営者としての根幹部分です。

師匠から学ぶ価値。冷静かつ的確に直言していただくこと

それでは、師匠から学ぶ価値はどのようなことでしょうか。
経営者は事業のトップゆえに普段、自分の事を冷静に客観的に見る力や、周囲で厳しいことを言ってくれる人がいなくなりやすい状況が起こりがちです。
いつも情熱を持ちながらも、自分の事を冷静に客観的に見る力があるからこそ、
「今世の中で何が必要とされているか」、「そのために自分がどんな存在になったらいいか」、それに対する必要な変化が分かります。
逆に、自分の事を冷静に客観的に見る力を失うと、視野が狭くなり経営判断が鈍くなります。

師匠が存在する人は、師匠の目からみて自分にどんな変化が必要か、冷静に的確に教えてもらう事が可能です。
そして、自分自身が「裸の王様」にならないためにも、厳しく直言してくれる師匠を持つ人が多いでしょう。
師匠の考え方や仕事に対する姿勢、その成功法則を学ぶことで自らが成功する可能性も高まります。

坂本孝氏と稲盛和夫氏の師弟愛

前出の坂本孝氏(以下、坂本氏)は、ご自身の著作で師匠の稲盛和夫氏(以下、稲盛氏)とのやり取りについて以下のように述べています。

坂本氏は「ブックオフ」の創業者です。
従来の古本屋のイメージを一新し国内外に800店舗まで拡大。2005年には東証一部に上場を果たしました。
ただその2年後には社内で不祥事が起こり、その責任を取る形で会長職を辞任しています。
そして辞任後は引退してハワイに引っ越して、ゆっくり生活しようとしていたそうです。
この退任劇の際に稲盛氏から呼び出されました。
そしてとんでもない剣幕でガツンと叱られたと述べています。

その時の坂本孝氏は67歳でした。
「最初は何でこんなに怒られるのかと思いました。
後で思えば、『もういっちょやってみろ』という叱咤激励だったのだと思います。
60歳を超えて叱ってくれる人がいることが有難いです。」と述べています。

そして、しばらくすると、稲盛氏がJALの会長に就任しました。
自分より8歳も上の師匠が全身全霊でJALの再建に打ち込んでいる姿を見て「自分が引退などできない、もういっちょやってみるか」と感じたそうです。
そうして立ち上げたものが、「俺のイタリアン」を代表とする「俺の」シリーズです。

まとめ

「良薬は口に苦し、されど病に利あり」
耳が痛いことほど貴重であり、そういったことをちゃんと言ってくれる方は年々少なくなります。

経営においてどのような事業内容を扱っているかは関係ないです。自分の姿勢で生き方を示してくれる師匠は本当に貴重な存在です。
あなたのことを思って本音で直言してくれる師匠と共に、大きな成果を目指しましょう。