スタッフ 2021.06.3.

コミットメントの意味と得られる人生の豊かさ

結果にコミットする


「結果にコミットする」

大手トレーニングジムのCMで使われるフレーズです。
このキャッチフレーズを、どこかで一度は目にした方は多いのではないでしょうか。

弊社の研修でもコミットメントの重要性を「事業内容に関わらず大事なこと」だとよく話します。
今回はコミットメントについてお話します。

一般的なコミットメントの意味

コミットとはコミットメントの省略形です。
日常でも耳をするようになったコミットメントという言葉は、そもそもどういう意味なのでしょうか。

一般的には、「公約」「誓約」「約束」「関与」と訳されます。
コミットメントという言葉は日本語にはない概念なので、使われる文脈やこの言葉を発している人が、どういった意味で使っているかで訳し方は変わってきます。
たとえば、政治家が「我々のコミットメントは、インフラの整備を進めることだ」、ここでの意味は「公約」です。
ビジネスマンが、「250機の発注コミットを獲得している」、ここでの意味は「確約」です。
研修において「この研修はトップのコミットメントが非常に大きい」、ここでの意味は「トップが研修生と深く関わる」という意味です。

このように様々な意味が含まれているコミットメントですが、仕事や商売におけるコミットメントとはどのようなものでしょうか。

仕事や商売におけるコミットメントとは

仕事においては、「私は〇〇という期限で、△△を達成します」のように「責任を持った宣言」で使われることが多いです。

ここでは「責任」の意味も大事になります。
日本語で「責任」というのは「義務」や「失敗や損失した時に責めを追う」というネガティブなニュアンスに捉えられがちです。

しかし「責任(resposibility)」の本来の意味は、Response(反応)とAbility(能力)が合体した概念であり、「自分の反応を選択する能力」、つまり「対応能力」や「自律性」に繋がります。

つまり「コミットメント」を「責任を持った宣言」として使うときの本来の意味は、「どのような事態にも自律性を持って反応し、決めた目標を達成していくこと」です。
事業内容に関わらず、会社を経営していくうえでコミットメントは重要な考え方です。

自分のビジョン、願望、目的からコミットメントする

コミットメントは自分のビジョン、願望、目的から導き出すものです。
ビジョン、願望、目的から機能する目標が明確で、その目標をあらゆる方法で何が何でも達成することで、創意工夫や自分を変えていくという具体的な成長が生まれるでしょう。

コミットメント達成は自らの意思決定から、できる選択の幅を広げ、人生の豊かさに繋がります。
自分の欲しい結果にコミットして人生を豊かにしましょう。