スタッフ 2017.03.5.

コミュニケーション力の重要性

ロボットやAI(人工知能)の技術革新により、携帯電話、インターネット、コンビニ、交通手段が進化を遂げ、私たちは便利で快適な生活を送る事ができるようになりました。
そして今後、今まで以上に早いスピードでロボットやAI(人工知能)が進化をし続けていきます。

生活が便利で快適になる一方で、このままロボットやAI(人工知能)が進化を続けると、私たちの働き方に非常に多きな影響を及ぼすとも言われています。
その理由は、現在ある多くの職業がロボットやAI(人工知能)に代行され、多くの人が職業を失う時代がくると予想されているからです。

私たちの未来の働き方に関して、ここ数年で様々な見解が発表されています。

GoogleのCEOラリー・ペイジ氏は「人工知能の急激な発達によって現在日常で行われている仕事がロボットに代行されることになり、近い将来には10人中9人は今とは違う仕事をしているだろう」
と述べています。
Microsoftの元CEOビル・ゲイツ氏は「創造性を必要としない仕事はすべてテクノロジーに代行される」と述べています。

また、2014年に英国デトロイト社は「英国の仕事のうち35%が、今後20年でロボットに置き換えられる可能性がある」と発表しました。

そして、オックスフォード大学の研究報告では「今後10~20年ほどで、IT化の影響によって米国の702の職業のうち、約半分(47%)が失われる可能性がある」と述べています。

下記は、特に無くなる可能性が高い(90%以上)と算出されている職業です。

今後10~20年後、特に無くなる可能性が高い(90%以上)と算出されている職業

・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レストランの案内係
・プログラマー
・駅員
・トラックの運転手
・保険の審査担当者
・動物のブリーダー
・電話オペレーター
・給与、福利厚生担当者
・レジ係
・娯楽施設の案内係、チケット係
・カジノディーラー
・ネイリスト
・クレジットカードの申込者の承認、調査を行う作業員
・集金人
・パラリーガル
・弁護士助手
・ホテルの受付
・電話販売員
・仕立屋
・時計修理工
・税務申告書代行者
・図書館員
・データ入力作業員
・彫刻師
・苦情の処理
・調査担当者
・簿記、会計、監査の事務員
・検査、分類、見本採取、測定を行う作業員
・映写技師
・カメラ、撮影機器の修理工
・金融機関のクレジットアナリスト
・メガネ、コンタクトレンズの技術者

上記の職業の特徴は、申請業務や手配業務が多い業務、また既にIT化が進んでいる業務、過去のデータを分析して結論を出す業務が挙げられています。

では、ロボットやAI(人工知能)が中心となる未来、残る職業は一体どんな職業でしょうか。

下記は、ロボットやAI(人工知能)に代行されないと算出されている職業です。

今後10~20年後、ロボットやAI(人工知能)に代行されないと算出されている職業

・経営者、COO
・経営幹部
・経営企画
・事業企画系
・営業系

上記の職業の特徴は、コミュニケーションを通じて相手の意図や状況を汲み取りながら臨機応変に対応する業務や、新たな事業・サービスを企画する業務です。
その鍵となる力が「コミュニケーション力」「新しい事業を生み出す力」「世の中の変化に対応していける臨機応変さ、柔軟さ」です。

Microsoftの元CEOビル・ゲイツが人工知能の未来を予言しうる最高の人物と評しているレイ・カーツワイル(アメリカの発明家・未来学者で人工知能研究の世界的権威)は下記の予想を述べています。

【2029年、ロボットやAI(人工知能)の知性が、人間を超える】
【2045年、ロボットやAI(人工知能)が、全人類を合わせた位の知能をもつようになる】

ロボットやAI(人工知能)によって生まれる合理性と、私たち人間にしかできない独自性を切り分けて考えられる人材が必要とされる時代がもう目の前にやってきているなと感じます。
そのために私たちは今からどんな準備を選択していくかが非常に重要です。
今、世の中に存在している会社、職業が未来もずっと存在するという保証はありません。

コミュニケーション力を磨き、未来を想像し創造していく力をつけ、世の中の変化に柔軟に対応していく力を磨き、世の中、会社、職業に保証を求めるのではなく、自分の人生に自分で保証をつけていける力を育んでいきましょう!

チーム株式会社
代表取締役 太田泰史